各種ワンポイントアドバイス
屋根の形状・用語
| 切妻 | 棟を境に両方向に傾斜する逆V字型の屋根 | 工事費が安くシンプルなデザイン。屋根裏部屋を作ったり、太陽光発電の設置が容易。雨漏りの心配が比較的少ない |
|---|---|---|
| 寄棟 | 四方に向かって傾斜する形の屋根 | 重量感・高級感を持ち、強風の影響を受けにくい。屋根裏の換気が難しい。 |
| 切妻 | |
|---|---|
| 棟を境に両方向に傾斜する逆V字型の屋根 | 工事費が安くシンプルなデザイン。屋根裏部屋を作ったり、太陽光発電の設置が容易。雨漏りの心配が比較的少ない |
| 寄棟 | |
|---|---|
| 四方に向かって傾斜する形の屋根 | 重量感・高級感を持ち、強風の影響を受けにくい。屋根裏の換気が難しい。 |
この他にもいろいろな屋根の形状があり、その性能もちがいます。
沖縄などは台風の風を凌ぐために平たく、瓦の場合は漆喰で全体を固めてあり、 豪雪地帯などでは、雪を落とすために急勾配であったり、 雪が落ちる際の人への危険も考慮し、家全体を頑丈にし、陸屋根にしてあったりと その環境で屋根の形状もさまざまです。 自分の家の屋根が何に強く、何に弱いのか、少しでも知っていると メンテナンスの方向性が絞れると思います。
屋根材について

雨水や紫外線から住宅を守ってくれる屋根は、放っておくと、屋根材が劣化し腐食を招き、雨漏りが発生したり、思わぬ損失を被る事があります。
家の中のどの部分よりも過酷な条件下にある屋根は、最もメンテナンスに注意を払うべきなのです。
現在お住まいの家が瓦屋根ならば、ズレや欠けはないか?
セメントを主原料にしているスレート屋根ならば、雑草やコケが生えてないか?
などがメンテナンスが必要だという1つのサインになります。
築10年が経過している住宅のスレート屋根なら、葺き替えるまえに塗装を施すことで屋根の耐久性がアップし屋根材を長持ちさせる事ができます。
瓦の場合は基本的に塗装は施さないため、部分的に取り替える事になります。
ちなみに屋根の塗装には、足場代を入れて約50万円前後の費用がかかり、葺き替えとなると、使用する材料により変動がありますが、100~200万近くかかります。
しかし、場合によっては塗装メンテナンスや葺き替えを行っても、点検が甘かったり必要な工程を抜いたりしてしまうと、反対に住宅の寿命を縮めてしまう場合があるのです。
それぞれの屋根材の工程や、点検箇所を自分でも知っていると工事内容を見た時に安心できます。
屋根のワンポイントアドバイス 野地板
屋根の下地材は腐っていませんか?築30年以上は要注意
屋根リフォームでは、屋根材の表面的な部分だけでなく、屋根材を支え雨水の侵入を防ぐ「野地板」「桁材」と呼ばれる木材でできた下地の部分が腐食していないかをよく確認する必要があります。 屋根塗装の目的は、あくまでも屋根材の耐久性をアップさせるため。 塗装で雨漏りを止めることは不可能です。 築20年以上が経過している場合は野地板などが腐っている可能性が高く、交換が必要です。築30年以上が経過していれば、現代のような高性能の防水シートが敷かれていないので、さらに高い確率で腐っています。
野地板
野地板は、瓦など屋根の仕上げ材を支えるために取り付ける下地材です。 雨漏りしている屋根では、この野地板が部分的に腐っている可能性が高いので、気をつけましょう。

リフォーム工事では、雨漏りをする箇所だけの部分取り替えが、解体撤去工事がなくコスト的にもオススメできます。 しかし、腐食が進み、部分取り替えの箇所が複数ある場合は、後々のことも考えて全取り替えを提案します。
防水シートも遮熱の時代


屋根工事の手順で紹介している屋根の下地に敷く防水シート、「アスファルトルーフィング」屋根が雨を防ぐのを、その下からさらに防水する二重防水です。 他にも、粘着性もあり、釘を打っても水が入りにくい「ゴムアスルーフィング」防水シートの名の通り、雨漏りを防ぐための役割でした
今ではそのほかにも遮熱機能を持つものや、透湿機能を持つ防水シートが増えてきました。 その二つの機能を併せ持つ瓦用の防水シートをアップで撮影してみました。
- 表
- 遮熱なので、表はシルバーになっています。よくみると表面に穴が開いていて、ここから余分な湿気をだしてくれます。
- 裏
- こちらもくぼみがあり、防水性がありながらも、通気性がありそうです。触った感じも、優しく心地いいです。
屋根のワンポイントアドバイス 勾配
屋根の勾配によっては使えない素材がある低勾配の屋根には要注意 屋根葺き替えの際に注意したいのが、屋根の勾配です。勾配とは屋根の傾きを表します。 この屋根の傾きによっては、希望する屋根材を使えない場合があるので注意しましょう。
昔話に出てくるような、合掌造りの藁葺きの屋根は、今にも雨漏りがしそうですが、 屋根の勾配が急なため、重なりあった藁の上を雨がしたたっていき雨水が漏らないのです。 反対に、勾配がなだらかな屋根ほど、防水性能が高く吸収率が低い屋根材を選ぶ必要が出てきます。 バブル期以前に建てられた建売住宅は、2寸勾配などなだらかなケースが多く見られます。 スレートやシングル屋根だと、雨水が長時間触れることで基材の成分が溶けてしまい、屋根材の劣化を早めます。 低勾配の屋根には金属屋根やトタン屋根が適しているといえます。

緩勾配のシングルやスレートをリフォームする場合葺き替えではなく、カバー工法 や 防水性能だけを高めるために、シングルの材料の上に塗膜防水工事を行ったこともあります。 瓦屋根なら、4寸や5寸以上、スレート屋根なら3~4寸以上が良いです

雨漏りと縁切り!?
縁切りと聞くと神社などを想像すると思われますが、屋根の工事に縁切りという、雨が屋根材をつたって雨漏りを発生させるのを抑える方法があります。


隙間が狭いと毛細管現象により、さらに水が浸入しやすくなってしまうのですが、タスペーサーという縁切り部材を使うと、文字通り 水がつたう縁を断ち切るので、 雨に強くなります。再塗装などの時も、新たに縁切り部材”タスペーサー”を使うことにより雨に強くなります。
地震に備えての屋根材選び
ポイントは「軽さ」です。


日本の住宅は重い瓦葺きの屋根が多く、それが日本の住宅の耐震強度を弱めている大きな原因のひとつです。 屋根の改修する時は、軽い瓦やスレート、金属屋根に葺き替えることで、屋根の重量が減り、耐震強度を上げることが可能です。


屋根材が重いと地震で揺れた時に、その力の影響が大きく、家に負担がかかってしまいます。 瓦屋根は瓦の重量に加え、葺き土の重量もあるので、その差はかなりのものになります。






















